9月8日(旧暦8月15日)は中秋節です。
中国では古くから観月の習慣があり、中秋節は月を祭る日とされ、その他の伝統的な祝日と同じように、人々に大切にされ徐々に発展してきました。
古代帝王は春に太陽を祭り、秋に月を祭りました。それを貴族や文人、学士がまねをし始め、中秋の頃に、空の明るい丸い月を観賞し、拝んで、気持ちを託しました。そして、この習慣が民間に伝わり、中国の伝統的なイベントのひとつとなりました。
古くは《周礼》の中に、すでに“中秋”の1語の記録がありますが、この月の祭りの風習が中秋(秋の半ば)の日(旧暦8月15日)に固定化されたのは唐代以後で、宋代で盛んに行われ、明や清の時代にはすでに元旦と同じくらいの大切な祝日となりました。
中秋節の伝説はとても豊富で、嫦娥奔月、呉剛伐桂、玉兎搗薬などが有名です。
月が丸い形から家族円満とかけ、中国ではこの日、家族が集まり「月餅(げっぺい/ユエビン)」を食べながら月を観賞し、楽しく過ごします。
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